在宅では介護が難しいのに、さまざまな事情から特別養護老人ホーム(特養)に入れないお年寄りたち。
その解決策として最近注目が集まっているのが、介護付き高齢者専用住宅だ。
一般の民間アパートを改造したもので、介護付きマンションより入居金が安いのが魅力。
相模原市上溝の「ムート」は看護師が常駐し、入居者がそれぞれのケアプラン(介護計画)で生活できる先進的な高齢者住宅だ。
合併前の旧相模原市内の特養は計18(入所者数計約1000人)。
どこも空きはなく、家庭での介護が難しいのに入所できない待機者が約2500人いる。
有料ケア付き老人施設は入居の際に支払う入居金だけで数百万円から数千万円かかることが多い。
入院したり、老人保健施設に入っても、滞在が長引くとやや回復しただけで半ば強制的に退去を迫られる。
こうした現状を打開しようと、相模原市東林間の不動産管理会社の「エクシオジャパン」(但野光良社長)が05年11月からムートの運営をスタートさせた。
ムートはJR相模線上溝駅に近い民間の2階建て賃貸アパートを活用。
2DKの居室を1室4・5畳と6畳に分割し、車椅子でも動けるよう段差のないバリアフリーに改造した。
隣接するアパートに訪問介護ステーション「アクア」も設けた。
入居金は16万円。
月額の家賃は食費込みで4・5畳13万9000円、6畳14万4000円。
生活保護を受けている人は入居金ゼロで月額12万1000円。
介護ベッドとエアコン、ナースコールが設置され、部屋のレイアウトは入居者の自由。
自室でも共同スペースでも食事ができる。
ムートはアラビア語で「母」の意味。
現在20人がデイサービスを利用したり、入居者同士で交流して生活している。
多くの特養はケアやベッドメーキングを全員一律に行っているが、ムートは看護師2人、ヘルパー16人を含む職員30人が個別のケアプランに沿って入浴などの世話をする。
駅にも近く、家族の行き来にも便利だ。
こうした高齢者住宅は県内ではムートを含め7施設しかない。
ムートの運営者は「特養だと100床で建設費約12億円がかかり、入居者1人当たり1200万円の設備投資となる。
入所待機者が増え続ける中、公的資金の節減、空きアパートの有効利用を図るうえからも、高齢者住宅を増やすことが望まれる」と話す。
2007年4月4日(毎日新聞)Yahoo!ニュース より
入る側と受け入れる側の両方が満足いく状態が理想です。
この運営のタイプは、あまり行われていませんね。
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