入所者虐待疑惑が浮上した千葉県浦安市の民間介護施設「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」に対し、県と市は21日、老人福祉法に基づいて立ち入り検査した。
同施設は無届けだが、入所者の大半が高齢者のため、有料老人ホームと位置付けて実施。
今後、虐待に当たる身体拘束などがあったか慎重に検討し、必要があれば改善命令や刑事告発などの措置を取る方針。
併せて、有料老人ホームとして正式に届け出るよう指導する。
2007年2月21日 Yahoo!ニュースより
この問題は、ある意味日本の社会全体の問題かもしれません。
施設自体は無認可ではありますが、入居者に対する処遇がどうのこうのという部分は経営的な問題が大きいのではないでしょうか?
法的にしばりがない運営ができる分、職員と利用者の割合に制限がありません。
少なくてもいいのです。
・・・と、いうか施設の収入が少ないので、職員を少なく回さないとやっていけないのです。
かといって、虐待がいいわけではありません。
虐待が本当なら、それは許しがたい行為です。
しかし、そんな処遇状況であっても、施設には利用者が入居しにくるわけです。
何故でしょうか?
そこの老人ホームは、民間の経営にしては他の老人ホームより安いので、経済的に苦しい家庭は利用者を入居させます。
働かないと食べていけない家庭は、自宅で利用者をケアできません。
かといって、介護保険制度を利用して入居させるにはお金が足りません。
さらに、他の有料老人ホームは入居するのに一時金から月の利用料が物凄く高いです。
あなたならどうしますか?
少々建物が古く、職員の配置が少なくても安い施設に入れざるを得ない状況が実際にあるのです。
施設側は少ない人数だと、危険を避けるために拘束する場合があるでしょう。
その行為を事前に、家族に了承を得ていたのでしょうか?
いくら了承を得たとしても利用者本人は納得いかないですが・・・
この事件は、大きい小さいは違っていても日本全国何処にでもありそうな事件です。
「福祉の倫理」と「施設の経営」は、施設の入居者や利用者にとっても、施設経営者にとっても、全く逆を意味します。
「社会主義国家」・「共産主義国家」と、「資本主義国家」・「民主主義国家」の違いですね。
両者の共存は、なかなか難しいのです。
それでも、入居者はそこで生活を続けます。
今後の展開に注目です。
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