2006年4月から導入された「介護予防サービス」の具体的なサービス内容は、以下の3つです。
・運動器の機能向上
・栄養改善
・口腔の機能向上
これらのサービスは根拠のあるプログラムを用いて、専門的知識と技術を兼ね備えたスタッフが実施することになっています。
それぞれを具体的にご説明します。
☆運動器の機能向上
要介護状態になる大きな原因の一つに「転倒」があります。
高齢になり転倒すると骨折するリスクが高くなります。
また家事で動くことが少なくなったり、外出する機会も減り、どんどん筋肉が減少していきます。
それらを防止するために「筋力の維持・向上トレーニング」を行います。
このトレーニングは筋力だけではなく、心肺機能の向上・改善も目的とされています。
また、それに伴う「やりがい」・「楽しさ」・「仲間づくり」など精神面での活性化も、このプログラムの大きな目的の一つです。
看護師や運動指導者、または運動指導を学んだ介護職員や生活相談員などのスタッフが指導に当たります。
☆栄養改善
要介護状態になる大きな原因の一つに「栄養不足」があります。
特に高齢で一人暮らしの男性は食事の内容が乏しい方がいらっしゃいます。
栄養不足は身体の身体の抵抗力を下げるだけではなく、気力まで減退させてしまいます。
それらを防止するために「栄養改善指導」を行います。
このサービスは『食』に関するスペシャリストの管理栄養士が、栄養改善プログラムを立て、それに基づいて食事や栄養に関する指導を行います。
☆口腔の機能向上
要介護状態になる大きな原因の一つに「口の中の状態悪化」があります。
歯や歯ぐきが痛いと食事が入りません。
食事が入らないと栄養不足になり、健康に影響をもたらします。
さらに、加齢と共に「噛む」こと「飲み込む」ことができにくくなります。
「噛む」ことは脳や消化器系の内臓への刺激になりますし、飲み込む前段階として大事な動作の一つです。
「飲み込む」ことは、一歩間違えば肺の方へ食べ物が入り込んで、肺炎につながるなど、高齢者にとっては大きな問題です。
これらを予防するため、言語聴覚士や歯科衛生士などの専門家が個別に計画を立て実施していきます。
介護予防サービスは全ての要支援者に行われるわけではありません。
「介護予防サービス計画書」で、これらの必要性がある利用者だけに個別にプログラムが組まれ実施していくかたちになります。
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